神の子。
利他的な愛。の続き。「ユピテルとイオ」を観て考えたこと。
わたしって映画の説明なしに、気になったシーンだけ抜き出して感想書いてるのでわかりにくいかなーと思ったので、あらすじがわかりやすいサイト見つけました!他の方の感想を読むのも面白いです。ネタバレ注意です。
美術館に飾ってあるギリシャ神話「レダと白鳥」の絵画の前で主人公と男が話すシーンより。女が男にこの絵の意味を尋ねる。これがまたシンクロで、こないだ調べたばっかりのトロイに関連する。
スパルタの王妃レダは、ゼウスに見初められた。彼女を忘れられないゼウスは白鳥に化け、鷹に自分を追わせた。レダは必死に逃げ惑う白鳥の姿を見てかわいそうになり、両手を広げて迎え入れた。
やがてレダは卵を産み、卵からクリュタイムネストラとヘレネが生まれた。ヘレネは絶世の美女でトロイ戦争の原因となった女性である。クリュタイムネストラはトロイを攻めたギリシアの総大将アガメムノンの妻となった。ゼウスが化けた白鳥は、白鳥座となった。
ゼウス(白鳥)とレダの子供がヘレネ。トロイ戦争を起こす原因となったヘレネについて、男は「神の子なんだよ」と女に言う。ゼウスは全知全能の神、人間と神々の父らしい。
ホメーロスの記述にみるゼウスは、2つの異なる姿で描かれている。一方ではゼウスは弱者の守護神、正義と慈悲の神、悪者を罰する神としてあらわされる。しかし同時に、次々と女性に手を出しては子孫を増やし、不貞を妻に知られまいとあらゆる手段を講じる神としても描かれている。混沌を自らの力で撃退・統制し、全宇宙の秩序を創造した神でもあり、その秩序を脅かす者ならば、たとえ同族であっても排除する荒ぶる神でもある。
全知全能の神は私たちを滅ぼすこともできるし、救うこともできる。そして、戦争を起こす欲深い心を持っている人間。自分を犠牲にしてでも、誰かを助ける心を持っているのも人間であると思う。私たち人間はみんな神の子。神と同じことができてしまうということ。
神の子なんだから、地球を救うことだってできるんだ。それがこの映画の一番言いたいことだろう。ハチたちのように、利他的な愛を持っている人間同士が協力することでこの世界は平和になる。私は最近そんな世界を夢見ている。
いい映画だったな。最近の自分へのシンクロ率が高くてびびる。そう、あと主人公の女の腕のタトゥーのもういっこ。オイラーの等式。これまた自分のことが分かってしまうヒントになった、、、
オイラーの等式とトポロジーがつながり興奮した。私の作る作品はトポロジーを意識しているのかもしれない。こないだ、自分の作品を数学で表したいと思ってたけど、たぶんこれだ。もっと調べる。
トポロジーぽくない?ちがう?
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